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あなたはお菓子は好きですか?

私はお菓子と言われて思いつくものはチョコレートとアイスクリームです。
どちらも美味しく口の中で溶け、誰にでも人気なお菓子だと思います。
そんな中、ペルーには食べる事すら苦労するお菓子があります。
そのお菓子とは、
トゥロン(Turron)です。

ペルーの大人気のお菓子トゥロンはどんなものかと言うと、
サクサクのビスケットの生地を何段かに重ね、
そこにたっぷりと蜂蜜をかけて最後に砂糖で出来た飴(?)を使って
カラフルにデコレーションしたものです。

このトゥロン(Turron)
起源はペルーではなくスペインの伝統的なお菓子で、
主にクリスマスに食べられるそうです。

「あれえ?南米やペルーの事を紹介するブログなんじゃないの?」
なんてツッコミが聞こえてきそうですが、
実はこのトゥロン(Turron)を調べてみると、、
ペルーで売られているトゥロンとは全く別の物が出てきます。
殆ど違うお菓子と言っても良いくらいです!
全く別の物とは言っても元々スペインのお菓子なので
こちらが本来のトゥロンなのでしょうけど。

しかも私はスペインのトゥロンを見た瞬間、別のお菓子を思い浮かびました。

それは、ヨーロッパのお菓子“ヌガー”です。

ヌガー

画像:cooking.lovetoknow.com

スペインのトゥロンとヌガーを比べてみしましょう。

スペインのお菓子

どうですか?似てますよね。むしろ同じものなのでしょうか…?

私はどちらも食べた事があるのですがやっぱり
ペルーのトゥロンが好きです♪

話は戻りますがこのペルーのトゥロンが生まれるまでに
ちょっとしたストーリーがあります♪

18世紀初頭。ペルーの南の方の町にホセファという
黒人女性がいました。彼女の愛称はペパで、
とっても料理が上手と評判の女性でした。
そんな彼女は料理が得意なのに両腕が麻痺してしまい腕を動かす事が
出来なくなってしまいました。
得意な料理どころか普通の生活も大変困難になってしまった彼女は
仕事も失ってしまい悩んでいると、あるとき奇跡を起こすと
言われているキリスト像を拝む為にリマにやってきました。
熱心な祈りと信仰心によってなんと両腕の麻痺が治ったのです!
ホセファ(ドニャ・ペパ/doña pepa)はキリストへの感謝を込めて
美味しいお菓子を作ろう!と思い出来たのがペルーのトゥロンです。

そんな彼女の感謝の気持ちから生まれたトゥロンが
世界中で食べられているなんて何だか素敵ですよね♪
トゥロン見た目の可愛らしさや楽しさが、彼女の「嬉しい」「感謝」
の気持ちをよく表現していると思います。

ペルーで毎年10月18日~28日に行われる、
señor de los Milagros(セニョール デ ミラグロス)のお祭りにも
このトゥロンがよく売られています。

ドニャ・ペパのトゥロン以外にもこういうお菓子があります。

ペルーのチョコクッキーバー

チョコバーのような感じですがこちらはサクサクとした
柔らかいクッキーにチョコレートでコーティングしたお菓子です。

でもこのトゥロン。
最強に食べづらいお菓子だと思っています。
どう食べづらいのかと言うと、
まず、比較的お菓子類の中では、かなりかたい。
手にビスケットの粉や蜂蜜がべったりつくし、

じゃあ汚れないようにフォークを使おうと思っても
フォークがすんなり刺さらないくらいかたい…
しかもトゥロンを食べると、飲み込むのも一苦労でやたら喉が渇く…

でもそんなトゥロンが、やっぱり好きなんです!

そんなトゥロンも、電子レンジなどで、少しだけ温めるとちょうど良い硬さになり、
美味しく食べる事が出来ます!是非試してみてください。


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ペルー料理


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